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よろず徒然雑記

日記とかいろいろ気の向くままに

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今さら上等!「ルパン・エチュード」11話

OP11宣伝JPEG

というわけで【ルパン・エチュード】11話です。
先日、11月16日に配信開始されたのは12話です。
つまりひとつ前の回です(>_<)

クラリス久々の登場でした。過去形です。
11話配信は9月でしたからね(^^;)

男爵家のワンコ、シャルルですが、シャルルというのはカールのフランス語読みです。
三世の方のアニメ映画、「カリオストロの城」でクラリスが飼ってた犬がカール。
と、いうことで、シャレというかオマージュなんですが、きっと誰も気がついてくれないので自分で言っておきます(笑)

ドミニック(エリク)がクラリスの屋敷に潜り込むのは原作準拠で公式なんですが、何分細かいネタを拾っているヒマが無いのが残念(>_<)
この回、めずらしく(?)ルパンも最初から最後までまじめです。

前回からの流れでギクシャクしているジョジーヌとルパンですが、原作でもこの辺りは空気が重い感じです。

数ある「アルセーヌ・ルパン」譚の中でも恋愛要素濃厚な「カリオストロ伯爵夫人」ですが、熱烈な恋に落ちる瞬間から失望から愛憎から未練に絶望、身勝手さ、と、恋愛につきものの感情アップダウンかなりリアリティあります。

終わりを予感しているだけに燃え上がる愛とか、もうちょっとがっつり描きたかった!(こればっかり)

「カリオストロ伯爵夫人」描くならここは外せない!と言ってたのもまさにこの辺りで、
色恋に完全に流されているようで、どこか冷めた視点も持ってる。愛情と不信、ジレンマとやるせなさ、すれちがい。

「何も考えないないことにしましょう」前後の流れは絶対に描きたいポイントでした。
ここはちゃんとお互いに愛がないとつまらない!愛があるから余計にやりきれない。

正統派ヒロインはもちろんクラリスでしょうが、ジョジーヌもやっぱりヒロインだと思うわけです。

おいおい宝探しはどうなったんだよ、と、冒険譚を期待して読むと完全にのりそこなう「カリオストロ伯爵夫人」

ルブラン先生、もともと純文学畑の方なので、けっこうこういう人間ドラマ部分に持ち味が出ている気がします。
「カリオストロの復讐」などは顕著で、ミステリーとか冒険譚とかの文脈で読むと不完全燃焼の消化不良も仕方ないかと思うんですが、ヒューマンドラマとして読んでいくと、あの人間模様はかなり面白い。

話を戻して11話。

後半の舞台、デュクレールの洞窟にジョジーヌの手下がいるんですが、洞窟?と調べてみたら出てきました。
石灰の岩壁を掘って部屋をつくって、ファサード部分だけそれっぽく仕上げるようです。

http://jumieges.free.fr/troglodytes.html

これ、当時の人ならピンとくるのかな?少なくとも現代日本で文章だけだとこのイメージは出てきませんでした。

そして咲き乱れるキンレンカ。フランス語だとキャプシーヌ(カプシーヌ?)
フランスの花言葉は「燃える愛」だそうです!
19世紀、フランス花言葉の本なんかも出ててけっこう流行ったらしいので、もしかしたらルブラン先生の仕掛けかも知れません。

ちなみに11話ラストページで盛大に花びら舞っておりますが、キンレンカ、構造的に花びら散らないと思われます(^^;)
雰囲気重視の演出だと思って頂ければと!

明日は12話の予定。
やっとリアルタイムに追いつきました(^^;)

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今さらでも!「ルパン・エチュード」10話

OP10宣伝

本日は【ルパン・エチュード】10話です。

9話ラストで「どっちが先に謎を解くか見てろ!」的な啖呵を切って独自調査を開始するルパンですが、この回、トピックスが多くて四苦八苦でした(^^;)

「七本枝の燭台の謎」とはどういう物なのか、という物語の重要なポイントをめぐるかけひきと、ジョジーヌの本性はどうなの?と言う葛藤やら盛りだくさんです。

燭台の謎、そもそも24年前がスタートといいつつ、そのいきさつに踏み込むとさらに遡ってフランス革命まで到達し、そこからさらに遡るという複雑さ。

例えるなら、昭和最後の年に託された謎が、幕末の動乱まで遡り、その発端は戦国時代から受け継がれてきた秘宝、とかそんな感じでしょうか。かえってわかりづらいか(^^;)

謎のいきさつも複雑ですが、ルパンのアップダウンは激しいわ、シリアスかと思うと悪ノリで相手をからかうわ調子に乗るわでメンタル的にも大忙しです。

場当たりと言ってもいいくらい瞬間瞬間でめまぐるしく変わる、まじめと悪ふざけ、かと思うと一気にとことんまで追求解析する集中度。
原作を読み慣れないうちはこのテンポに取っつきづらく感じていたんですが、リズムがわかってくると、そのバイタリティと回転、切り替えの早さがルパンというキャラなのだと納得します。

「カリオストロ伯爵夫人」若いルパンがテーマで描かれているので、その特徴がより顕著です。

これがポプラ社の南洋一郎版ルパンだと、貫禄と思慮深さと悪辣と言ってもいいしたたかさでとても20才とは思えません(笑)

本家ルパン、高速回転の思考と反応、脊髄反射レベルの行動力。まさにジェットコースターですが、ここまでの熱量はいろいろアレなところを差し引いても、やっぱりものすごく魅力的です。

そう言う本家のキャラクター性は大事にしたいと思って描いているので、エキセントリックな部分もちょいちょい拾ってるんですが、テイストを感じていただけたら嬉しいなあと(^^;)

この回はドミニックことエリクも、地道に(?)お仕事をしています。

3巻CMページはこの回のラストページが丸ごと使われていますが、編集さんGJ!

完全にお互い気を許してはいないけれど愛はある。
愛はあるのに、信じ切れなくて心のすべてを預けることができない。

そんな空気が表現できていたら大成功なのですがいかがでしょう?(^^;)

そしてこの次の11回、「カリオストロ伯爵夫人」を描くなら個人的にここははずせない!とこだわった箇所の多い回でもあります。

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「ルパン・エチュード」第8話

OP.8紹介

「ルパン・エチュード」8話 2月16日(金)本日発売の「プリンセスGOLD 2月号(秋田書店)」に掲載されております。「カリオストロ伯爵夫人」編 4話目です。
OP.8


カリオストロ伯爵夫人編、今回分までがコミックス2巻収録となります。つまり今回で折り返しです。

「ルパン・エチュード」2巻 5月16日発売と決まりました!
2巻告知

書店予約可能なタイミングになりましたらお知らせいたしますのでご予約いただけたらと思います。
多分、1巻以上にすごーーーく書店で見つけづらいと思うのですよ!(>_<)
そう言う世知辛いご時世であることはご理解ください。せめて書き下ろしカバーとかあとがきとかは精一杯がんばります!!

さて、今回の内容ですが…
ルパン、大暴走です(^^;) 正直ドン引かれるんではなかろうかとドキドキしております(^^;)
原作も相当大暴走なあたり、というか、そもそも「カリオストロ伯爵夫人」自体が若いわぶっとんでるわのルパン譚なので、避けて通れないというか、ここをはずしたらルパンじゃないというか(^^;)

まあ途中からがらりとトーンは変わりますが、変わったら変わったで大丈夫かなあ、みなさま振り落とされてないかなあと冷やっ冷やです。

ジョゼフィーヌことカリオストロ伯爵夫人、前回ほぼルパンと会話成立しておりませんでしたので、今回ようやくルパンと向き合う形になります。

事件もさることながら、ルパンもジョジーヌさん(なんでジョゼフィーヌがジョジーヌかは今回のを読んでいただくとわかります(^^;))もどちらの感情も激しくアップダウンする回でして、伝わったかな〜楽しんでもらえたかな〜と、いつも以上にめちゃくちゃ緊張しています(>_<)

キャラクターがやっとセットポジションに着いたところで前編終了とか、大丈夫なのか自分!と言う別のドキドキも有ります。一人まだウロウロしているエリクですが、後編はけっこう活躍してくれるはずです。

そして、前回、見開き扉絵の全体をと言っておきながらそのまま今に至ってしまいました(>_<)
こんな感じだったのでした。

全体像


ジョジーヌさんの髪の色、5話のブログ記事でフォーヴというフランスの伝統色だとご紹介しました。
こんな色らしいです。

フォーブという色

ただ、「金の櫛でまとめている」という原作を再現しようとしたらどうも金の櫛が映えなくなってしまったのでこのイラストではかなり淡い色で描いています。

そして最後に1つお知らせを。

前号をご覧になった方はすでにご存じだと思いますが、プリンセスGOLD誌、この号で紙の本ラストとなります。
次号、4月からは電子専売で月刊発売されます。

「ルパン・エチュード」は5月16日発売の電子2号から隔月での掲載です。
つまりコミックス第2巻発売と同じ日に、続きの載ったGOLDが電子で読めるという仕様です。

コミックスはこれからも紙で出ますが、紙の本にはきびしい昨今ですので、発売のタイミングでお買い上げいただくのが一番確実に手に入るかと思います。どうぞよろしくお願いいたしますm(_ _)m

| お仕事情報 | 23:05 | comments:7 | trackbacks:0 | TOP↑

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「ルパン・エチュード」第7話

OP.7プロモーション

「ルパン・エチュード」7話 12月16日(土)本日発売の「プリンセスGOLD 12月号(秋田書店)」に掲載されております。「カリオストロ伯爵夫人」編 3話目です。
今回は表紙&巻頭カラーです!

表紙と刷りだし


ついに!ジョゼフィーヌ・バルサモことカリオストロ伯爵夫人登場です。
七本枝の燭台を巡る謎を追う一党のリーダー格、ボーマニャン氏も登場します。

今回は原作でけっこうジョジーヌさんにまつわる過去話というかいきさつというか説明が多いあたりなので、これを原作の味を損なわずにどこまで短縮できるかが最初の関門でした。ジョジーヌさんの見た目の清楚さ、そしてミステリアスな存在感、底の知れ無さと、盛り込むべき要素はてんこ盛りです。

作品紹介とかでは「妖婦」とか表現され、しかもルパンより年上なので妖艶な熟女っぽいイメージあるんですが、20歳のルパンに対して25歳から行っててもアラサーくらいのキャラクターです。
そして、敵対するボーマニャンが一目で無実を信じてしまうくらいの清楚な外見ということで、見るからに魔女然とした雰囲気ではありえないのです。
「マイティーソー・バトルロイヤル」の死の女神、ヘラ様とかをイメージしてはダメなのです(笑)

ルパン生誕100年記念映画「ルパン」のジョジーヌはまさしく熟女な妖婦まんまのイメージでした。見るからに一筋縄ではいかない悪女。これはこれでやっぱりセクシーで魅力的なんですよね〜(>_<)

強敵ならやっぱり太刀打ちできない悪の魅力みたいな吸引力で手玉にとってたぶらかしまくりと言うのも大変心引かれる造形ではあったのですが、ここはあえて、原作を遵守しました。

ジョジーヌさん、描いて動かしてみるまでおっかなびっくりだったんですが、描いてみたらこれがもう楽しいのなんので自分でもびっくりです(笑)

今回はフランス取材後に取り組んだ回だったわけですが、取材の時、今回のためにどうしても見ておきたかったのが海です。ノルマンディーの夜の海。

取材に行って日の天気が曇天でたまに小雨がぱらつくような状態でしたので、イメージはばっちり。

どんなふうだったかといえばひたすら「真っ暗」でした。どこからが海でどこから空かわからない真っ暗闇状態。
怖い。これは怖いなと。

作画ではそこまで暗いと絵にならないのでそこそこにしてありますし、途中から心象風景も含めて夜とは思えない明るさになったりもしてますが(笑)少しでも臨場感出てたらいいなあ。

タイトルページ、もっとロングで描いてあったんですが、トリミングでだいぶアップ目になっております。
発売の遅い家の近所でも店頭に並んだあたりで全体像などアップしてみようかと思います。

表紙、今回はお題がシチュエーションありきでしたのでTwitterのほうでも没をアップしませんでしたが、
「妖しい舞踏会に誘うルパン。エリクがいてもいいかも。小道具にマスク。時代がかった豪華な椅子に座っているバージョンもいいかもしれません」と言うことで4点ラフを提出しましたが、結局エリクがいるバージョンに。
採用ラフ
没1
没3
没2

次回はいよいよ2巻のラストにあたる回です。盛り上げていきますよ〜Σd(≧▽≦)

| お仕事情報 | 21:12 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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「ルパン・エチュード」第5話

op5.jpeg

月も変わろうかと言うタイミングですが、8月16日発売のプリンセスGOLD 10月号に、ルパン・エチュード op.5掲載されております。6月に発売されました、第1巻からの続きです。
今回から「カリオストロ伯爵夫人」編スタートしました。カラーページ頂きましたので「カリオストロ伯爵夫人」編の二人のヒロインを描いております。

DHT-MTZVoAALDOZ.jpg


クラリスについては原作で、淡い色の髪、夢見るような青い瞳と有るので迷わないんですが、カリオストロ伯爵夫人ことジョジーヌさん(なぜかさん付け)については、翻訳だと鹿の子色、褐色、とあってややイメージに幅がありすぎたので原文をあたりました。

だって鹿の子色だと検索で鹿の子模様の方が大量に引っかかって色までたどり着けないのですよ(^_^;)
そして褐色にしても明るさと濃度でだいぶイメージが違います。
フランス文学翻訳系でこの「鹿子色の光り」が夜明けの光の表現としてでてきたりしますし、ルパン原作では薄いベールで髪の輝きを抑える、と言う表現があるので、けっこう明るい色のようです。気になります!

そこで原文です。フランス語、名詞と形容詞と動詞と、まださっぱり判別できないので、Google翻訳で翻訳しては削り、翻訳しては削りと目的の単語を抽出するだけでも一苦労ですが、掘った甲斐はありました!

フオーヴ(fauve)という色でした!

これ、フランスの伝統色名で、野獣の毛のイメージなんだそうです。ライオンの毛皮の色、と説明しているものも有りました。

野獣!女豹さまです!

まあ、モノクロだと金髪とどう違うのよという感じですが、イメージは大事です!

と言いつつも、原作のジョジーヌさん、見た目と佇まいは超絶清楚系の虫も殺さないような聖女なのです。カラーではあえて妖女のイメージを強調しておりますが、この辺は本編でどうなるか楽しみにしていただければと(*゚▽゚*)

今回ジョジーヌさん、タイトルページでばーんと顔出ししておりますが、本編ではちょっとしか登場しません(^_^;)

と言うのも、今回のお話、原作だと一行くらいの箇所を捏造もとい、膨らませてドラマにしております。

せっかくなので19世紀的なあれこれを盛り込んで見ました(笑)

降霊会も自転車もちゃんと原作「カリオストロ伯爵夫人」に出てくるので気まぐれにネタを選んでるわけじゃ無いんですよ?
クリスタル・スカルは実在する通称(?)パリ・スカルです。博物館に収蔵されていますが贋作認定されたようです(笑)

次回は舞台もノルマンディに移ります。

原作、地名がバリバリ出てくるのにその地名自体に馴染みがないせいでイマイチイメージが掴みづらいところがあったので、いちいち地図と地元情報を確認しながら読み直して、可能な限り古写真などもあたりました。

俄然面白いです!

その辺りもちゃんと盛り込んでいけたらな、と思っております。

まあ、ノルマンディは取材に行くんですが、次回の仕事が終わってからなので、情報のみで描いたものと実際の空間と、どのくらい感覚的に差が出るか答え合わせ的に楽しみでも有ります(^_^;)

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電子書籍お試し読み増量中

【ルパン・エチュード】①巻
6月28日〜6月29日くらいまで期間限定でお試し読み増量中です。
80ページくらい読めますので、1話は丸ごと、2話目もかなり読めます。
どうしようかなーと思ってらっしゃる方は、こちらでご確認下さいΣd(≧▽≦)

主な電子書籍配信サイトのお試し増量ページを集めてみました。
ページ数の記載が無いサイトも同じくらいのページ数かなーとは思うのですが、もしかしたら違うかもです(>_<)
とりあえず、どちらにしても試し読みは無料ですが、登録は必要になるかと思われます。

・yahooブックストア(試し読み増量版 80ページ)

・eBOOKJAPAN(試し読み増量版 82ページ)

・ソク読み(試し読み 80ページ)

・LINE漫画(期間限定試し読み増量版)

・コミックシーモア(立ち読み増量中)

・BOOKWALKER(増量版)

・Renta!(サンプル増量)

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【ルパン・エチュード】①巻発売されました!



6月16日、おかげさまで①巻が発売されました。
遡って確認したら、本当なら去年(2016年)6月16日のプリンセスGOLDから連載開始の予定だったのですね。その丸1年後にコミックス①巻発売というのはなかなか感慨深い物があります。

「アルセーヌ・ルパン」やりませんか?という編集さんの提案がそもそもの発端でした。
シルクハットにモノクル、変装の名人で神出鬼没の怪盗紳士。キャラクターのイメージだけが一人歩きして有名な割に、意外と原作は知られていない気がします。少なくとも私はちゃんと読んでいませんでした。

今だから白状しますと、私はあらためて読みはじめた時、大きな問題に遭遇したのです。これです。

「私こいつ、嫌いかもしれない!!!!」

本来ならアルセーヌ・ルパン、私の趣味にがっちり嵌まらなきゃウソなはずなんですよ?
エキセントリックでハイスペックの、どが付くチート性能、毒があって迷惑で、手が付けられなくて、でもかわいげがあって、と、どこをとっても私がひっかからないはずはないのに、これはおかしい!変だ!と。

そこから先はもう、調子くれてんじゃねーぞ?誰かツッコめよ!ふざけるのもたいがいにしろ…!と、むしろガニマール警部とか翻弄される人々に同情と感情移入しまくりです。

一番いらついたのが、人に対するスタンスでした。
いくつもの名前でいくつもの人生といくつもの交友関係を結んでいる意味が理解できず、なんて不誠実なんだ!ここだけは間違いなく真実だ!って相手はいないのか!と不満たらたらです。

が、途中から「…この人なんでこんなことするんだろう?」と気になり始めました。とことん自分にこだわるナルシストのくせに、どこか自分を消し去ろうとしてる風な情熱もあり、エキセントリックな一途さの裏に見え隠れする、そこはかとない屈折の片鱗。

あれ?もしかして思ってたのと違う?もしかしてこういう人?もしかして、もしかしたら…

どこが本気とか何が本気とか、そんなレベルではありませんでした。
全方向に全力で本気だこの人………!!!!

それぞれの名前で送っているどの人生も交友関係も、確かに本物で、本気で誠実なんだ!と気がついたら鳥肌が立ちました。なんというパワー!なんというキャパシティ!なんというバイタリティ!

あれだ、アメコミやウルトラマンワールドで言う別アースとかマルチバースに近い。
アルセーヌ・ルパン、一人マルチバースをやってのけているのです。
そして、全ての世界に寄り添うように同時に存在しているのがアルセーヌ・ルパンだったのです。

なんらかの状況で正体がアルセーヌ・ルパンであることが明らかになり、その名前においての人生と交友関係が終わるとき、彼は心底残念がります。

最初は、そこもまたなんちゅう身勝手な!と腹立たしかったんですが、ああ、今本当にひとつの世界が崩壊したんだなというのが理屈抜きで理解できて、その人生の終わりを悼んでいるのがすとんと腑に落ちてしまったら、もう全部許せてしまうのですよ!

フラストレーションがふっとんで、一気にぐわーっと愛しさがこみあげるというのはなかなか無い貴重な経験でした。本当に180度、もしくはぐるっと一周回って見方が劇的に変わりました。

こりゃガニマールさんがルパンの移送中に友情と信頼関係が築かれた!と思うのも無理は無いよね、と納得。

問題はルパン、「アルセーヌ・ルパン」という本性の前にはそれほど大事な世界をたやすく破壊してしまうところ。
その業がせつないなあとか思ったらもう沼の深みに頭の先までどっぷりと言わざるを得ません。

恐るべしアルセーヌ・ルパン

誰かツッコめよ!と言うところと、それでもやっぱり特別な相棒にはいていただきたいので【ルパン・エチュード】はエリクありきです。
読者目線のヒーロー友達代表(エリク)といっしょにルパンと冒険しよう!がコンセプトです。
まあ、私が自信を持ってお出しできるメニューと言ったら友情くらいなのでw

【ルパン・エチュード】
私には珍しく最後までの構想が割と明確にあるんですが、これを描き切るにはどうしても6巻必要です。
いまどきの出版事情の中、掲載誌であるプリンセスGOLDで、6巻まで描かせてもらうのはけっこうな挑戦になります。数字を出せなければその半分で終わってしまうこともあり得るので、なんとか最後まで理想的な形で描ききれますようがんばります!

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【裏切りの騎士は愛を乞う】挿絵仕事です



【裏切りの騎士は愛を乞う】 (ソーニャ文庫)
春日部こみと (著) 

発売中

TL小説です。
イラスト担当させていただきました。

以前もお仕事をいただいたレーベルですが、Amazonのレビューで「絵がオヤジ臭い」(※意訳)的な評価が入ってしまって、作者さんにすごく申し訳なく思ったりもしましたので、それなりに緊張しながら描いております(^^;)

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ルパン・エチュード 第4話

op4

お久しぶりです。
コミックス1巻も発売され、はっきり言っていつの話しをしてるんだ!と言う状態ですが、やはり筋は通しておこうかと。
(まあ、雑なくせにこういうところに固執するからかえって面倒くさくなって全部放り出してしまうというのが私の悪いクセですが…)

気を取り直して4話

…もうコミックスも出てるのでネタバレ上等でいきます。
エリクがサーカスを離れ、本格的にルパンと活動を開始するターニングポイントとなる回です。

次の展開につなげるヒキの回でもあるので、フライイングで敵役ポジションの神父なんかも登場させました。
「ルパン・エチュード」のルパンは、まだ本格デビューも前の若造くんなので、いわゆる宿敵であるガニマール警部の出番もありません。で、キャスタニエ神父を警察に協力する立場と言う形にすることで、ガニマール警部も間接的に出せない物かと考えたのでした。

が、ここで大きな誤算(?)が発生。

当初、②巻は少し19世紀風俗を掘り下げつつ世界観を強化して、②巻の後半あたりからおもむろに原作世界に本格的に流し込んでいく事を想定していました。

が、今どきの出版事情というのはシビアでして、出版社が納得する数字を出せなければ、連載を続けることは出来ません。もちろん、それは昔から変わらない商業の世界なのですが、昔よりもその結論を出す期間が短くなっています。大量に出回っている本と出版サイクルの中、なかなかお話をじっくり進めるというのが難しい状況です。

もちろん、出版社によっても雑誌によっても作家さんによってもその期間はまちまちです。

そんな中、ゆっくりやってる場合じゃなくね?ということで、オリジナルパートはざっくり破棄することにしました。神父いきなり大ピンチ。彼の出番はあるのでしょうか(^^;)

すでに①巻もだいぶハイペースです。
サーカスについてはほとんど掘り下げることなく終わってしまいました。

19世紀のこの時代、一流のサーカスは花形エンターテインメントの総合芸術で、紳士淑女の娯楽でした。
当時、ジャポニズムと呼ばれる日本ブームがあったりしたフランスですので、日本人の出演者なんかも出したいなーとか思ってたんですがままなりません(^^;)

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「ルパン・エチュード」第2話

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プリンセスGOLD(秋田書店)2月号 12月16日(金)発売
「ルパン・エチュード」第2話 46P掲載です。

うっかりパスワード忘却してログインできなくなったため、Twitterの方で軽くお知らせしておりましたが
やはりこちらでもご案内を。

今回自分でもびっくりするくらいハイテンションで描ききったのですが、果たしてそう言うのがどのくらい読んでる方に伝わる物なのか、逆にそう言う入れ込みというのは読んでる方にとってメリット、デメリットあるものなのか気になるところです(^^;)
私が楽しんだ分、ちゃんとお届けできてるといいなあ、と。
ぜひ!読んでジャッジしてやって下さい!

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