よろず徒然雑記

日記とかいろいろ気の向くままに

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ルパン・エチュード 第4話

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お久しぶりです。
コミックス1巻も発売され、はっきり言っていつの話しをしてるんだ!と言う状態ですが、やはり筋は通しておこうかと。
(まあ、雑なくせにこういうところに固執するからかえって面倒くさくなって全部放り出してしまうというのが私の悪いクセですが…)

気を取り直して4話

…もうコミックスも出てるのでネタバレ上等でいきます。
エリクがサーカスを離れ、本格的にルパンと活動を開始するターニングポイントとなる回です。

次の展開につなげるヒキの回でもあるので、フライイングで敵役ポジションの神父なんかも登場させました。
「ルパン・エチュード」のルパンは、まだ本格デビューも前の若造くんなので、いわゆる宿敵であるガニマール警部の出番もありません。で、キャスタニエ神父を警察に協力する立場と言う形にすることで、ガニマール警部も間接的に出せない物かと考えたのでした。

が、ここで大きな誤算(?)が発生。

当初、②巻は少し19世紀風俗を掘り下げつつ世界観を強化して、②巻の後半あたりからおもむろに原作世界に本格的に流し込んでいく事を想定していました。

が、今どきの出版事情というのはシビアでして、出版社が納得する数字を出せなければ、連載を続けることは出来ません。もちろん、それは昔から変わらない商業の世界なのですが、昔よりもその結論を出す期間が短くなっています。大量に出回っている本と出版サイクルの中、なかなかお話をじっくり進めるというのが難しい状況です。

もちろん、出版社によっても雑誌によっても作家さんによってもその期間はまちまちです。

そんな中、ゆっくりやってる場合じゃなくね?ということで、オリジナルパートはざっくり破棄することにしました。神父いきなり大ピンチ。彼の出番はあるのでしょうか(^^;)

すでに①巻もだいぶハイペースです。
サーカスについてはほとんど掘り下げることなく終わってしまいました。

19世紀のこの時代、一流のサーカスは花形エンターテインメントの総合芸術で、紳士淑女の娯楽でした。
当時、ジャポニズムと呼ばれる日本ブームがあったりしたフランスですので、日本人の出演者なんかも出したいなーとか思ってたんですがままなりません(^^;)

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「ルパン・エチュード」第3話

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プリンセスGOLD(秋田書店)4月号発売中です。
熊本では発売日から二日ほど遅れて店頭に並びますが、
2月16日発売なので、さすがにもう全国の書店に出回っている…かな?

「ルパン・エチュード」第3話 46P掲載されております。
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この号は表紙も描かせていただきました。
確か浪漫狩りでは表紙は描いていなかった気がします。
おそらく王都以来の表紙では無いかと思われます(^^;)

ちなみにラフはこんなでした。
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気合いは入れたんですが、入れすぎてうわ滑ったような気がして
ひっそり猛省しております。
背景の色も最初もっと暗い方を提出したんですが、表紙としては暗すぎ?とか
思って出し直したものの、かえってぼんやりしちゃったかなあとかもう
はっきり言ってグダグダです囧rz

とはいえ、読者プレゼントのQUOカードにもなっておりますし、
お買い上げ下さった皆様、はがきで無くても
QRコード対応でケータイ・スマホから応募も出来るようなので
よろしかったらぜひ!
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年賀状のイラストも、「何かに使えそうだったら使って下さい」と
編集部に送っていたのですが、さっそく雑誌背表紙に使って下さいましたw

さて、「ルパン・エチュード」3話目です。

今回は原作の「アンベール夫人の金庫」ベースで仕上げております。

ルパン・エチュードにおける原作の位置づけは、
「本人の自己申告による過去の話を、ルブランさんがまとめた伝記」として扱っております。

つまり、歴史小説や自伝、伝記小説と同じく、あくまでもルパンの主観と、それを「話として聞いただけ」のルブランさんの解釈でできあがっているのが原作小説であり、客観的に見ていた人からすると、ちょっとニュアンスが違うかもしれないよ?と言う視点です。

Twitterの方でつぶやいておりますが、エリクというキャラクターは、この「アンベール夫人の金庫」から
生まれました。19歳のルパンの初仕事。その片棒を担ぐ親友です。

なぜ親友と言い切れるかというと、ルパン本人が「たったひとりのかけがえのない親友」と言っているからですw
友情大好物の私が食いつかないわけがありません。しかもその親友に対する扱い方がそれかよ!と。

と言うわけで、話題(原作)には出てこないものの、その後の事件にも「親友」は関っているはず!という前提で
お話を進めて参ります。

それにしても、作画資料を探してて、原作で描写されていたのはこれか!!というものを見つけたり、
当時の風俗や常識を知って、そう言うことだったのか!!と発見があったりと、それはそれで楽しいのですが
本当に何も知らないなあと反省ばかりです(^^;)

金庫ひとつとっても、最初はシャーロック・ホームズのコミカライズで描いたときに見つけたようなタイプしか出てこなくて、原作の「錠前を開けるための4つのボタン」がさっぱりわかりませんでした(^^;)
発見してなるほど!と。

金庫

熊本の田舎でも探し物を可能にするインターネット、ありがとう…

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2017 新年のご挨拶を…

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2017年 あけましておめでとうございます
今年もよろしくお願いいたします!

ものすごい年数ぶりに年賀状書きました。

引越のご挨拶をしそびれたままだったので、転送期間も過ぎているため
住所不定になってしまうという大変アレで現実的な問題がひとつと、
引越で長年使っていた仕事用のメアドも使えなくなり、
不用意に何気なくそのアカウントを削除してしまったため過去の受信データも
吹っ飛ばしてこちらからメール連絡も出来ないというていたらくの
さらに現実的な問題が…!

各方面に不義理を働きまくって生きてきましたが、これではいかんと
心を入れ替えている最中です(>_<)

年賀状は連載始まったばかりの「ルパン・エチュード」から
ルパンです。

プリンセスGOLD 次号4月号は表紙イラストを担当させて頂くのですが、
編集部よりのオーダーは「シルクハット装備、モノクル任意、手に表情ください。
こちらの世界に誘うイメージで」とのことで、構図の案を4点ほど提出しました。

いつも構図案のラフは2〜3点描きますが、4点です。

ラフ

だって、予告ページのアオリ、「あなたのハートを盗ませていただきます!」ですよ!?
煽りすぎですよ!ハードルめっちゃ高いっす!(>_<)

その中でボツになったラフを仕上げました。

ルパンだしフランス語のご挨拶を、と探して出てきたのがこれです。

Pour la nouvelle année 2017, je vous souhaite une pluie de Champagne
pétillante de bulles de bonheur, de santé et d'amour

「新年2017年は、幸せと健康と愛で弾けるシャンペンの泡が、
あなたに降り注ぐようお祈りします。」

なんてロマンチックで美しいフレーズなんだ!と感動してしまいました。

なんでシャンパンの泡?イメージはわかるけど…と調べてみましたら
立ち上る金色の泡、泡のはじける音、乾杯のグラスの音にまで
幸福と祝福が幾重も込められたシャンパンというのは、本当に特別な
物のようです。

https://marry-xoxo.com/articles/1829

いや、さすがはフランス!キザですねΣd(≧▽≦)
これが完全のオリジナルキャラなら腰が引けまくるところですが、
どっこい「ルパン」ですし、これは有りだ! と(笑)

ルパン、どうしても背景が夜景に偏ってしまうので、年賀状だし
もうちょっとおめでたい感じに…と夜明けなイメージにしてみたら
朝帰り感MAXに(笑)

まあルパンだしそれもいいか!と。

金色に立ち上るシャンパンの泡、感じて頂けたら幸いです。

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「ルパン・エチュード」第2話

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プリンセスGOLD(秋田書店)2月号 12月16日(金)発売
「ルパン・エチュード」第2話 46P掲載です。

うっかりパスワード忘却してログインできなくなったため、Twitterの方で軽くお知らせしておりましたが
やはりこちらでもご案内を。

今回自分でもびっくりするくらいハイテンションで描ききったのですが、果たしてそう言うのがどのくらい読んでる方に伝わる物なのか、逆にそう言う入れ込みというのは読んでる方にとってメリット、デメリットあるものなのか気になるところです(^^;)
私が楽しんだ分、ちゃんとお届けできてるといいなあ、と。
ぜひ!読んでジャッジしてやって下さい!

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「ルパン・エチュード」連載スタート

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10月15日に発売されました、プリンセスGOLD12月号(秋田書店)より
「ルパン・エチュード」巻頭カラーで連載スタートしました。

お久しぶりです。ご無沙汰しております。
えーと…どこから書き始め、何を書いたら良いやらわからなくなっておりますので、状況とか近況とか、書こうと思っている内容とかを含めてまずは箇条書きにしてみたいと思います。

■近況(?)的には昨年(2015年)リアル住居引っ越しました。
※漫画とはまったく関係ないのですが、猫を連れての埼玉から熊本への長距離引越しでしたので、その際大変だったこと、調べたこと、実際にどうしたか、それはどうだったのか、をそのうちまとめておきたいと思っています。
自分がけっこう悩んだ点も多かったので、同じように悩んでる方の参考にでもなればと。

■引越後の片付けと仕事場構築。大げさに聞こえるかもですが、首都圏のマンションと地方の築30年越え木造家屋では床の強度から電気の配線からネット環境まで大きく違います。パーツひとつ、ケーブルひとついざ必要になったときにも、ひょいと買えるような場所ではありません(^^;)
今は通販があるのでどうにかはなりますが、納得いく状態に落ち着くまでだいぶ時間がかかってしまいました。

■ハーパーコリンズ・ジャパン(旧ハーレクイン社)の仕事を進めつつ、秋田書店の連載準備に着手。
予告カットの〆切りは4月12日、連載スタートは6月16日発売のプリンセスGOLDの予定でした。

■カラーとモノクロの予告カットを仕上げて入稿した後、キャラクターを固めるために主要キャラクターの設定画を描いていたのが4月14日です。
熊本地震前震による揺れと停電。作業していたノートPCの液晶画面だけがバッテリーのおかげで明るいままでしたが、倒れないようにとコーヒーカップを持ち上げた物の、体全体が建物ごと揺さぶられて中のコーヒーがざぶざぶこぼれたのを今でも鮮明に思い出します。

翌日、担当編集者さんから御連絡いただいて、6月スタートの件を見直していただくことになりました。
確か1ヶ月ずらすと言う事になっていたように思います。この時点では、私の住んでいた家は、本が飛び出したり、棚のコンポが滑り落ちたりした程度で、酷い被害は出ていませんでした。電気も水道も生きていましたし、ガスも大丈夫でした。

が、数キロ離れた同じ町内の実家は震源により近い地区だったため、それなりの被害が出てしまいました。
明るいうちに両親にはこちらへ移ってもらって、余震の状態を見ながら片付けに行こうと話していたのです。

結局、その日の夜中の本震で実家は人の住める状態では無くなりました。
この時点でライフラインは断絶。再び編集者さんと相談してスケジュール調整となりました。

■後日、10月15日発売の11月号(※このときは月刊だったので)スタートということで仕切り直し。
が、ここでまたアクシデント(?)発生。
GOLDが隔月刊になるので、「読み切り連載」の形にして下さいとのオーダーが…!

この時点での設定では「読み切り」には向かないかも?といったん設定を白紙撤回。
読み切り向きなアプローチをいくつかひねり出して転がし始めました。

■そして青天の霹靂!担当編集者さんの移動が決定…!
あとは新担当とお話進めて下さいね、と前任者の編集さんは風のように去りました。

■が、その内連絡が来るだろうと放置してハーパーコリンズの方を進めていた私に衝撃が走ったのは8月でした。
送られてきたプリンセスGOLDに載っていたのは破棄した設定のカットですよ!(>_<)
前の担当氏に、仕切り直した予告カットを改めて描き下ろして下さいね、と言われていたので、アレ?催促来ないな、予告カットの〆切りいつだろう?とか呑気にかまえてばっくれていたワケですよ!

どうも新しい担当氏の方にも、良く事情が伝わっていなかったようでした…

■載ってしまった物は仕方が無いので、破棄した設定を引き戻し、読み切りでもなんとか出来そうな形にするべく調整を始めました。

■一番変わったのはエリク。最初はいっぱしを気取っただけの小悪党だったんですが、見てくれと性格はともかく180度くらいポジションが変わりました。なのでモノクロの予告カットは小悪党エリクです。

■結果的には当初の企画以上に俄然ノってしまった自分がおります。
私がワクワクしている半分でも、読んだ方が楽しめる作品に仕上がると良いなあ(>_<)

完全にとりとめが無くなってきましたのでいったん閉めます!

ともあれ、ようやく連載スタートにこぎつけました。
どうぞよろしくお願いいたします!

| お仕事情報 | 22:49 | comments:10 | trackbacks:0 | TOP↑

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