よろず徒然雑記

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【ルパン・エチュード】①巻発売されました!



6月16日、おかげさまで①巻が発売されました。
遡って確認したら、本当なら去年(2016年)6月16日のプリンセスGOLDから連載開始の予定だったのですね。その丸1年後にコミックス①巻発売というのはなかなか感慨深い物があります。

「アルセーヌ・ルパン」やりませんか?という編集さんの提案がそもそもの発端でした。
シルクハットにモノクル、変装の名人で神出鬼没の怪盗紳士。キャラクターのイメージだけが一人歩きして有名な割に、意外と原作は知られていない気がします。少なくとも私はちゃんと読んでいませんでした。

今だから白状しますと、私はあらためて読みはじめた時、大きな問題に遭遇したのです。これです。

「私こいつ、嫌いかもしれない!!!!」

本来ならアルセーヌ・ルパン、私の趣味にがっちり嵌まらなきゃウソなはずなんですよ?
エキセントリックでハイスペックの、どが付くチート性能、毒があって迷惑で、手が付けられなくて、でもかわいげがあって、と、どこをとっても私がひっかからないはずはないのに、これはおかしい!変だ!と。

そこから先はもう、調子くれてんじゃねーぞ?誰かツッコめよ!ふざけるのもたいがいにしろ…!と、むしろガニマール警部とか翻弄される人々に同情と感情移入しまくりです。

一番いらついたのが、人に対するスタンスでした。
いくつもの名前でいくつもの人生といくつもの交友関係を結んでいる意味が理解できず、なんて不誠実なんだ!ここだけは間違いなく真実だ!って相手はいないのか!と不満たらたらです。

が、途中から「…この人なんでこんなことするんだろう?」と気になり始めました。とことん自分にこだわるナルシストのくせに、どこか自分を消し去ろうとしてる風な情熱もあり、エキセントリックな一途さの裏に見え隠れする、そこはかとない屈折の片鱗。

あれ?もしかして思ってたのと違う?もしかしてこういう人?もしかして、もしかしたら…

どこが本気とか何が本気とか、そんなレベルではありませんでした。
全方向に全力で本気だこの人………!!!!

それぞれの名前で送っているどの人生も交友関係も、確かに本物で、本気で誠実なんだ!と気がついたら鳥肌が立ちました。なんというパワー!なんというキャパシティ!なんというバイタリティ!

あれだ、アメコミやウルトラマンワールドで言う別アースとかマルチバースに近い。
アルセーヌ・ルパン、一人マルチバースをやってのけているのです。
そして、全ての世界に寄り添うように同時に存在しているのがアルセーヌ・ルパンだったのです。

なんらかの状況で正体がアルセーヌ・ルパンであることが明らかになり、その名前においての人生と交友関係が終わるとき、彼は心底残念がります。

最初は、そこもまたなんちゅう身勝手な!と腹立たしかったんですが、ああ、今本当にひとつの世界が崩壊したんだなというのが理屈抜きで理解できて、その人生の終わりを悼んでいるのがすとんと腑に落ちてしまったら、もう全部許せてしまうのですよ!

フラストレーションがふっとんで、一気にぐわーっと愛しさがこみあげるというのはなかなか無い貴重な経験でした。本当に180度、もしくはぐるっと一周回って見方が劇的に変わりました。

こりゃガニマールさんがルパンの移送中に友情と信頼関係が築かれた!と思うのも無理は無いよね、と納得。

問題はルパン、「アルセーヌ・ルパン」という本性の前にはそれほど大事な世界をたやすく破壊してしまうところ。
その業がせつないなあとか思ったらもう沼の深みに頭の先までどっぷりと言わざるを得ません。

恐るべしアルセーヌ・ルパン

誰かツッコめよ!と言うところと、それでもやっぱり特別な相棒にはいていただきたいので【ルパン・エチュード】はエリクありきです。
読者目線のヒーロー友達代表(エリク)といっしょにルパンと冒険しよう!がコンセプトです。
まあ、私が自信を持ってお出しできるメニューと言ったら友情くらいなのでw

【ルパン・エチュード】
私には珍しく最後までの構想が割と明確にあるんですが、これを描き切るにはどうしても6巻必要です。
いまどきの出版事情の中、掲載誌であるプリンセスGOLDで、6巻まで描かせてもらうのはけっこうな挑戦になります。数字を出せなければその半分で終わってしまうこともあり得るので、なんとか最後まで理想的な形で描ききれますようがんばります!

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【裏切りの騎士は愛を乞う】挿絵仕事です



【裏切りの騎士は愛を乞う】 (ソーニャ文庫)
春日部こみと (著) 

発売中

TL小説です。
イラスト担当させていただきました。

以前もお仕事をいただいたレーベルですが、Amazonのレビューで「絵がオヤジ臭い」(※意訳)的な評価が入ってしまって、作者さんにすごく申し訳なく思ったりもしましたので、それなりに緊張しながら描いております(^^;)

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ルパン・エチュード 第4話

op4

お久しぶりです。
コミックス1巻も発売され、はっきり言っていつの話しをしてるんだ!と言う状態ですが、やはり筋は通しておこうかと。
(まあ、雑なくせにこういうところに固執するからかえって面倒くさくなって全部放り出してしまうというのが私の悪いクセですが…)

気を取り直して4話

…もうコミックスも出てるのでネタバレ上等でいきます。
エリクがサーカスを離れ、本格的にルパンと活動を開始するターニングポイントとなる回です。

次の展開につなげるヒキの回でもあるので、フライイングで敵役ポジションの神父なんかも登場させました。
「ルパン・エチュード」のルパンは、まだ本格デビューも前の若造くんなので、いわゆる宿敵であるガニマール警部の出番もありません。で、キャスタニエ神父を警察に協力する立場と言う形にすることで、ガニマール警部も間接的に出せない物かと考えたのでした。

が、ここで大きな誤算(?)が発生。

当初、②巻は少し19世紀風俗を掘り下げつつ世界観を強化して、②巻の後半あたりからおもむろに原作世界に本格的に流し込んでいく事を想定していました。

が、今どきの出版事情というのはシビアでして、出版社が納得する数字を出せなければ、連載を続けることは出来ません。もちろん、それは昔から変わらない商業の世界なのですが、昔よりもその結論を出す期間が短くなっています。大量に出回っている本と出版サイクルの中、なかなかお話をじっくり進めるというのが難しい状況です。

もちろん、出版社によっても雑誌によっても作家さんによってもその期間はまちまちです。

そんな中、ゆっくりやってる場合じゃなくね?ということで、オリジナルパートはざっくり破棄することにしました。神父いきなり大ピンチ。彼の出番はあるのでしょうか(^^;)

すでに①巻もだいぶハイペースです。
サーカスについてはほとんど掘り下げることなく終わってしまいました。

19世紀のこの時代、一流のサーカスは花形エンターテインメントの総合芸術で、紳士淑女の娯楽でした。
当時、ジャポニズムと呼ばれる日本ブームがあったりしたフランスですので、日本人の出演者なんかも出したいなーとか思ってたんですがままなりません(^^;)

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「ルパン・エチュード」第3話

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プリンセスGOLD(秋田書店)4月号発売中です。
熊本では発売日から二日ほど遅れて店頭に並びますが、
2月16日発売なので、さすがにもう全国の書店に出回っている…かな?

「ルパン・エチュード」第3話 46P掲載されております。
zassi.png


この号は表紙も描かせていただきました。
確か浪漫狩りでは表紙は描いていなかった気がします。
おそらく王都以来の表紙では無いかと思われます(^^;)

ちなみにラフはこんなでした。
rahu.png


気合いは入れたんですが、入れすぎてうわ滑ったような気がして
ひっそり猛省しております。
背景の色も最初もっと暗い方を提出したんですが、表紙としては暗すぎ?とか
思って出し直したものの、かえってぼんやりしちゃったかなあとかもう
はっきり言ってグダグダです囧rz

とはいえ、読者プレゼントのQUOカードにもなっておりますし、
お買い上げ下さった皆様、はがきで無くても
QRコード対応でケータイ・スマホから応募も出来るようなので
よろしかったらぜひ!
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年賀状のイラストも、「何かに使えそうだったら使って下さい」と
編集部に送っていたのですが、さっそく雑誌背表紙に使って下さいましたw

さて、「ルパン・エチュード」3話目です。

今回は原作の「アンベール夫人の金庫」ベースで仕上げております。

ルパン・エチュードにおける原作の位置づけは、
「本人の自己申告による過去の話を、ルブランさんがまとめた伝記」として扱っております。

つまり、歴史小説や自伝、伝記小説と同じく、あくまでもルパンの主観と、それを「話として聞いただけ」のルブランさんの解釈でできあがっているのが原作小説であり、客観的に見ていた人からすると、ちょっとニュアンスが違うかもしれないよ?と言う視点です。

Twitterの方でつぶやいておりますが、エリクというキャラクターは、この「アンベール夫人の金庫」から
生まれました。19歳のルパンの初仕事。その片棒を担ぐ親友です。

なぜ親友と言い切れるかというと、ルパン本人が「たったひとりのかけがえのない親友」と言っているからですw
友情大好物の私が食いつかないわけがありません。しかもその親友に対する扱い方がそれかよ!と。

と言うわけで、話題(原作)には出てこないものの、その後の事件にも「親友」は関っているはず!という前提で
お話を進めて参ります。

それにしても、作画資料を探してて、原作で描写されていたのはこれか!!というものを見つけたり、
当時の風俗や常識を知って、そう言うことだったのか!!と発見があったりと、それはそれで楽しいのですが
本当に何も知らないなあと反省ばかりです(^^;)

金庫ひとつとっても、最初はシャーロック・ホームズのコミカライズで描いたときに見つけたようなタイプしか出てこなくて、原作の「錠前を開けるための4つのボタン」がさっぱりわかりませんでした(^^;)
発見してなるほど!と。

金庫

熊本の田舎でも探し物を可能にするインターネット、ありがとう…

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2017 新年のご挨拶を…

nenga.png

2017年 あけましておめでとうございます
今年もよろしくお願いいたします!

ものすごい年数ぶりに年賀状書きました。

引越のご挨拶をしそびれたままだったので、転送期間も過ぎているため
住所不定になってしまうという大変アレで現実的な問題がひとつと、
引越で長年使っていた仕事用のメアドも使えなくなり、
不用意に何気なくそのアカウントを削除してしまったため過去の受信データも
吹っ飛ばしてこちらからメール連絡も出来ないというていたらくの
さらに現実的な問題が…!

各方面に不義理を働きまくって生きてきましたが、これではいかんと
心を入れ替えている最中です(>_<)

年賀状は連載始まったばかりの「ルパン・エチュード」から
ルパンです。

プリンセスGOLD 次号4月号は表紙イラストを担当させて頂くのですが、
編集部よりのオーダーは「シルクハット装備、モノクル任意、手に表情ください。
こちらの世界に誘うイメージで」とのことで、構図の案を4点ほど提出しました。

いつも構図案のラフは2〜3点描きますが、4点です。

ラフ

だって、予告ページのアオリ、「あなたのハートを盗ませていただきます!」ですよ!?
煽りすぎですよ!ハードルめっちゃ高いっす!(>_<)

その中でボツになったラフを仕上げました。

ルパンだしフランス語のご挨拶を、と探して出てきたのがこれです。

Pour la nouvelle année 2017, je vous souhaite une pluie de Champagne
pétillante de bulles de bonheur, de santé et d'amour

「新年2017年は、幸せと健康と愛で弾けるシャンペンの泡が、
あなたに降り注ぐようお祈りします。」

なんてロマンチックで美しいフレーズなんだ!と感動してしまいました。

なんでシャンパンの泡?イメージはわかるけど…と調べてみましたら
立ち上る金色の泡、泡のはじける音、乾杯のグラスの音にまで
幸福と祝福が幾重も込められたシャンパンというのは、本当に特別な
物のようです。

https://marry-xoxo.com/articles/1829

いや、さすがはフランス!キザですねΣd(≧▽≦)
これが完全のオリジナルキャラなら腰が引けまくるところですが、
どっこい「ルパン」ですし、これは有りだ! と(笑)

ルパン、どうしても背景が夜景に偏ってしまうので、年賀状だし
もうちょっとおめでたい感じに…と夜明けなイメージにしてみたら
朝帰り感MAXに(笑)

まあルパンだしそれもいいか!と。

金色に立ち上るシャンパンの泡、感じて頂けたら幸いです。

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